弊社は、1805年(文化2年・江戸後期)創業です。
1959年(昭和34年)突如、愛知県西部を伊勢湾台風が襲いました。弊社は海水に浸かり、跡形もなくなり被災しました。
しかし、当時の13代目社長はすぐさま復興に力を注ぎました。ここから青木酒造の新たな酒作り『味のある旨い酒造り』が始まりました。
弊社はこの頃から、昔ながらの伝統と技術を要する山廃仕込みに取り組みました。
などが挙げられます。
日本酒の大きな特徴は、様々な温度帯で楽しむことができるという点です。水割、お湯割、炭酸割、冷やだけでなく温燗、熱燗もあり、一本の日本酒で様々な状況に溶け込むことができます。
お酒は、栓を抜いた瞬間からストーリーが始まります。1日目、2日目、1週間後、1ヶ月後・・・と味は変化していきます。必ずしも開栓直後が一番美味しいとは限りません。また、お酒を口にする消費者様の心持ち一つで大いに味を左右するのが、注ぎ方とグラス・お猪口です。
このようにお酒は①温度帯②開栓後の月日③注ぎ方④グラスこの4つの条件によって様々に表現できます。一度常温で味見をして、どんな風に表現したら自分の求める美味しいお酒になるのか。一本のお酒から自分に合った最高の一杯を見つけるのも一つの楽しみにしてみてはいかがでしょうか?
私は家飲みで毎日飲める飽きのこないお酒を造っています。米宗の常温〜温燗(燗冷まし)が大好きです。この温度で飲む米宗が真の米宗だと思っています。少し感じる酸・凝縮された旨味・最高の癒しが津波のように身体中に襲ってきます。それを是非皆様にも感じていただきたい。
ゆったりと、一日の疲れを癒せるお酒でありたいものです。